バイヤー高橋とは
バイヤー高橋という人間について。
見た目は色が白く体形は細く、あっさりした顔の青年である。
北海道出身で1994年生まれの27歳だそうだ。
この絶妙な見た目と、ややくだらなく、くり返しの面白さから、中高校生などにも人気があるようだ。
教室で、バイヤー高橋の歌詞を急に発した生徒がいて、みんな笑ったというエピソードをYouTubeのコメント欄で見かけたので、中高生の間ではかなり知れ渡っているチャンネルなのかもしれない。
LINEスタンプも4セットも発売してるようだ。
個人的にとても使ってみたいが、30代ばかりの私の交友関係の中で使用してもウケは狙えないだろう。
逆翻訳の歌詞・文章をまとめるだけでなく、衣装・小道具づくり・画像編集も自分でやっているようなので結構体力的にしんどいのではないかと想像するが、ぜひ頑張ってほしい。
何回も見てしまうチャンネル
2020年は家で動画を見る時間がたくさんあったので、おススメに出てきたものを片っ端から見たり、いろいろとチャンネル登録をしたが、中でもこの”バイヤー高橋チャンネル”が気に入って何回も見てしまった。
同じチャンネルではなくて、同じ動画を何回も見たという点ではこのチャンネルが髄一であった。
主なコンテンツは日本語を他の言語にして日本語に戻した逆翻訳という手法を使用して、JPOP・昔話・レシピなどを表現したもの。
最初は学芸会風の衣装・小道具と棒読み・棒歌い(?)にぎょっとしたが、無理やりストーリーとして成り立たせる力と、表情・声の秀逸さがクセになる。
逆翻訳をエンタメに
バイヤー高橋チャンネルでは、逆翻訳でJPOPを表現する動画などを配信している。
替え歌のようなものだ。
逆翻訳とは、本来翻訳が正しく行われているかを確認する目的で行われる。
例えば日本語から英語に翻訳する場合、翻訳前の日本語の単語が正しい単語にしっかりと置き換えられているかを確認するために、翻訳された英語の文章を再度日本語に戻す。
戻した日本語の文章が正しければ正確に翻訳されていると確認でき、文章が破綻していたり、違和感があったりする場合は上手く翻訳できていない可能性があるということだ。
やり方はgoogle翻訳等を使えば誰でも出来そうである。ただこれをエンタメとして一本の動画に仕上げて視聴者の脳裏に刻み込むことが出来るのはバイヤー高橋以外に容易にできることではない。
逆翻訳で人気の動画3本はJPOP
先にも述べた通り、JPOP・昔話・レシピなどの動画があるが、圧倒的に再生回数が多いのはJPOPである。
私が一番最初に見てハマったのもJPOPの動画で、シブがき隊の”スシ食いねェ”だ。
これは2020年の末までは人気動画ベスト3に入っていなかったが、2021年1月末現在3位となっている。
現在人気動画は、1位夜に駆ける/2位おジャ魔女カーニバル/3位スシ食いねェ/4位紅蓮華/5位お願いマッスルとなっている。
このラインナップを見てわかるように、原曲が新曲だとかファンが支持しているので上位ということではない。
逆翻訳ストーリーの出来の良さのみが、このチャンネルの再生回数が回る要素なのである。
1位の夜に駆けるは、主に男2人が登場し、不思議な行動言動をするのだが、それが原曲のミステリアスな雰囲気にマッチした素晴らしい動画だ。
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